2019年2月9日(土)に須賀川市で開催されました、多文化共生・国際交流人材バンク語学人材スキルアップ研修会に参加してきました!
そこでのレポートを書かせていただきます。
講師の先生
リングイスト語学スクール代表を務めている、サインブヤン・オドバヤル先生(Ody先生)が講師として教えてくれました。
彼とは、元々知り合いでした。モンゴル出身で、日本語、英語、フランス語、中国語、ロシア語を話せるという素晴らしい方です。その語学のモチベーションにいつも私は感動します!(私自身が語学にモチベーションがなかなか上がらないので・・・)
語学学校を運営しながらも、自身も通訳として色々なところでお仕事をされています。
通訳者に必要なスキル
まず、通訳するにあたって何を鍛えるべきか?(What to train?)
語学力(Lisitening、Speaking)は言わずもがなですが、通訳というものは、相手の会話の邪魔をせずにオーディエンスに分かりやすく伝えるということで色々なスキルが必要になります。
1.Memory or Note taking
まずは、通訳するためにはしっかり話を記憶する必要がありますよね。ノートばかり取るとそちらに気を取られてしまいますし・・・しかし、記憶が苦手な人は、上手くノートを取るテクニックが必要になります。
記憶力を鍛えるには時間がかかるので、ノートを取るテクニックを伸ばす方が成長は早いそうです。
2.Audience
聞いている人に合わせて通訳をすること。相手が子どもなのか、大人なのか、男性なのか女性なのか、相手によって分かりやすく通訳を心掛けることが大切になります。
3.Molti tasking
マルチタスク、色々なことを同時にする力が必要になってきます。
4.Nervousness control
緊張のコントロール。最近の私はアロマを嗅ぐことで緊張を抑えています。
その他、集中力なども必要になりますね!
実はSpeakingが一番楽?
INPUTはListening/Reading、OUTPUTはSpeaking/Writingということはイメージがつくと思います。
ListeningとSpeakingはどちらが簡単か?
実は、Speakingの方が簡単なんですって。
それは、Lisiteningは色々な国の癖も含めて知らないといけないから。日本人ですと、アメリカ英語は聞き取れるのに、オーストラリア英語になると全く聞き取れないという経験をした方も多いはず!
このことから、実はSpeakingの方が自分で決められるから楽な部分が大きいのですね。
Speakingには筋肉の訓練が大切なのですが、実は日本語は筋肉をあまり使わない言葉なので、日本人はより訓練が必要ですね!
単語の覚え方
英単語の覚え方に苦労された方も多いのではないでしょうか?Ody先生おススメの覚え方はこちらです。
語源学
その言葉のルーツを覚える方法。時間はかかりますが、一度覚えると知らない言葉を覚える際に役立つそうです。
個人的に、最近この本が気になっていたので、これを機に見ていたいなあと思いました。
短期メモリーを長期メモリーにする方法
脳は疲れるので、常に省エネモードになっているんですよね。単語をストーリー仕立てで覚えて、脳にインパクトを与えることで、短期記憶を長期記憶に変えるというものです。
いわゆる「記憶術」というものですね。
お勧め訓練方法
早口言葉の練習
Peter Piper picked a peck of pickled peppers.
She sells seashells by the seashore.
How can a clam cram in a clean cream?
「She sells ~」は中学生の時に習いましたが未だに口は覚えているので、頭で覚えるのではなくて筋肉に覚えさせるのは大切だなと感じます。
音韻学
こちらはネイティブは意外と知らないのですが、非ネイティブであれば、こちらを先に知ってから英語を学ぶと発音の仕組みがよく分かるそうです。
私が前に働いていた英会話スクールでも、フォニックスを取り入れていましたが、それをもっと専門的にした感じですかね。
リスニングとライティングを鍛える
こちらのサイトでは、聞きながら空欄の英単語を埋めていくことでリスニングとライティングの練習をすることができます。
こちらのサイトは、歌を聞きながら空欄の英単語を埋めていくことでリスニングとライティングの練習をすることができます。
スピーキングを鍛える
こちらのサイトでは、自分のレベルや速さを設定して話す訓練をすることができます。
まとめ
通訳者は、本当に色々な知識やスキルが必要ですよね。前にピコ太郎さんの通訳者として有名になった橋本美穂さんが情熱大陸に出ているのを見たことがありました。何を言い出すか分からないピコ太郎さんのボケを上手く訳すその姿は本当に素晴らしいの一言でした!
そして、色々な無料サイトも知る機会となり、私の主催する英会話サークルでも、無料のこうした素材も使いながら皆さんに楽しく英語を学ぶ場を作りたいなと思いました。